RPG制作などで避けて通れないのが、アイテム、装備、魔法、スキル、モンスターといった膨大なデータの変数管理ですよね。
みなさんは、これらのデータをどう管理していますか? スプレッドシートやテキストエディタで管理して、それをGDevelopの変数エディターに1行ずつコピペする……。そんな「重労働」に頭を抱えていないでしょうか。
もし、変数エディターを開かずに、一括でデータを読み込んで格納できたら? ゲーム制作の効率は、間違いなく爆上がりします。
今回は、それを可能にする自作ツールと拡張機能をご紹介します!
1. JSONファイルを一括読み込み!『JSON Resource Loading』
まず紹介するのは、リソース内のJSONファイルを読み込んで、任意の変数に格納できる拡張機能『JSON Resource Loading』です。
使い方は驚くほど簡単です。
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リソース内にJSONファイルを保存する
アクションで読み込む
これだけで、あらかじめ宣言しておいた変数にJSONの内容がパッと上書きされます。もう手動のコピペは不要です!これはもう、実際に触っていただくのが一番早いです!
JSON Resource Loadingを使ったデモンストレーションをプロジェクトファイルとして配布します。
「json」フォルダに入っているJSONファイルを、テキストエディタなどで開いてみたり
プロジェクトファイルをGDevelopで開いて、イベントエディタやプレビューを確認してみてくださいね。
[ダウンロード]
2. スプレッドシートをJSONへ!『GD↔SP Converter』
「JSONの書き方は難しそう……」と感じる方もご安心ください。 スプレッドシートのデータをワンクリックでJSONに変換できるツール、『GD↔SP Converter』を作りました!
このツールでできること:
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スプレッドシート(CSV)→ JSON
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JSON → CSV(スプレッドシート用)
双方向の変換に対応しているので、すでにスプレッドシートでデータ管理をしている方は、ワンクリックでGDevelop用のJSONが作成できます。
逆に、今までGDevelopの変数エディタだけで管理していた方も、変数をJSONとして保存し、このツールでCSVに変換すれば、これからはスプレッドシートで楽に編集ができるようになります!
例えば、このように敵キャラクターのデータをスプレッドシートで管理したとします。GDevelopで編集済みの変数も『GD↔SP Converter』でCSVに変換してインポートすれば、簡単にスプレッドシートで読み込むことが可能です!
3. 変数の保存をどこでも可能に!拡張機能『DataHelper』
GDevelopの変数をJSONとして書き出すのをさらに簡単にするのが、自作拡張機能『DataHelper』です。
既存のJSON保存拡張機能は、プレビューモードやモバイル環境で動かないことがありますが、『DataHelper』は環境を選ばずに動作します!
これを使えば、スムーズにスプレッドシート管理への移行が可能です。
『DataHelper』をダウンロード
こちらもデモンストレーションをプロジェクトファイルとして配布します!
[ダウンロード]
4. シナリオや長文管理にはこれ!『GD↔OB Converter』
スプレッドシートは数値管理には便利ですが、セリフやナレーションなどの長文を扱うには不向きですよね。
そこで、マークダウン形式でテキストを管理できるツール『GD↔OB Converter』も作成しました。
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マークダウン形式 ↔ JSON
こちらのツールは、高機能テキストエディタ「Obsidian(オブシディアン)」との連携を想定しています。
なぜ「Obsidian」なのか?
Obsidianは、GDevelopユーザーにとって非常に親和性が高いツールです。
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階層管理(ネスト)が簡単: 行頭に半角スペースを入れるだけで、GDevelopの変数エディタのような親子関係を作れます。
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そのまま変数に: 『GD↔OB Converter』を使えば、Obsidianで作成した階層構造をそのまま「子要素」の変数として認識させ、改行を維持したまま読み込めます。
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整理がしやすい: フォルダ分けやタブ表示、画面分割など、複雑なシナリオ管理に最適です。
まとめ:変数エディタを開くのは「最初だけ」になる
これらのツールや拡張機能を活用すれば、変数エディタを開くのは最初の変数宣言のときだけになります。 あとは、スプレッドシートとObsidianだけで変数管理が完結してしまうんです!皆さんもぜひ、そんな夢のような環境を構築してみてください!
もともとは、私が制作中のTRPG風ゲーム(膨大なデータを扱うもの)の制作期間を短縮するために、自分用として作成したツール群でした。 しかし、「もしかしたら同じ悩みを持つ方に需要があるかもしれない」と思い、今回公開することにしました。
データ管理の重労働から解放され、よりクリエイティブな時間を増やしてみませんか?










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