イベントループは、条件を満たしたイベントを1フレームにつき1回実行します。
高速ループは、条件を満たしたイベントを1フレームにつき指定回数繰り返します。
これが通常のループと高速ループの違いです。
例えば「左右に150ピクセル/秒の速度で移動するオブジェクトAが、オブジェクトBと衝突しているとき、オブジェクトAを左に10pxずつ座標を移動させる(オブジェクトAのX座標から10を減算する)」というイベントを組むとします。
次に、「左右に150ピクセル/秒の速度で移動するオブジェクトAがオブジェクトBと衝突しているとき、オブジェクトAを左に0.1pxずつ座標を100回移動させる(オブジェクトAのX座標から0.1を100回減算する)」というイベントを組むとします
実行してみると、どちらもオブジェクトBが10pxずつオブジェクトAを毎フレーム押し返します。
この違いをわかりやすくするためにサンプルをご用意しました。
https://gd.games/instant-builds/74842cf5-43be-45ed-8788-ba72ed23ff00
イベントループの場合はカクカクしますが、高速ループの場合はカクカクしませんね。
どちらも毎フレームごとに10px座標が変更されるのですが、後者の場合は10pxを0.1pxずつ100回にわけて変更しているのでカクつきがありません。
高速ループを使用するには、新規イベント追加から「指定回数繰り返しを追加」を選択します。
本記事で使用したプロジェクトファイルを配布します。
【サンプルプロジェクトファイル】
改変、再配布、商用利用などご自由にご利用ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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